どうもY-nek0(@Ynek0)です。
今回はオーディオトランスミッターであるBT-W3についてご紹介できればと思います。
オーディオトランスミッターというのは無線非対応の機器に接続し、
その接続したオーディオトランスミッターを中継し、
無線のヘッドホンやイヤホンに音を転送することができる便利なガジェットとなっています。
2世代くらい前のテレビですとワイヤレスイヤホンは非対応の場合がありますから
そういった際に役立ちそうですね。
以前に以下記事でも紹介いたしましたこの機器についてなのですが、
もう少し細かく説明できればと思いまして記事にしました。
ぜひ検討する際の参考になれば幸いです。
BT-W3の中身
まずは一旦中身がどうなっているのかというのをご覧下さい。
大きさ的には煙草の箱より一回り大きいくらいの大きさですね。
次に箱の中に入っていたものです。
取り扱い説明書とBT-W3本体、マイク受信機、USB:TypeA変換プラグです。
BT-W3自体がUSB:TypeCですのでTypeAへ差し込みをする際は必要になってきます。
BT-W3の使い方
使い方は簡単で、音が出る機器のUSB端子に差し込んで背中にあるボタンを3秒くらい押して
受信するヘッドホンやイヤホンでBluetoothペアリングモードにすると自動的に繋がります。
BT-W3の仕様
ではBTー3BT-W3の機能仕様ですが公式からは以下の様な形で提示されております。
Bluetooth バージョン | 5.0 |
---|---|
Bluetooth プロファイル | A2DP / AVRCP / HFP |
Bluetooth オーディオ コーデック | aptX HD / aptX LL / aptX / SBC |
Bluetooth 通信距離 | 最大30m |
対応プラットフォーム | PC、Mac、PS4、Nintendo Switch |
付属品 | 3.5mm 4極アナログ マイク
USB-C-toA 変換アダプター |
PS5には対応していないのか?
自分の方でPS5には適用するのかどうかの検証をしました。
SONYのWH-1000XM3を検証機として接続してみましたが普通にPS5でも接続ができました。
ただし、AirPodsの接続は結構苦戦しました。
対応コーデックにAACがないのでSBCで接続したのだと考えられます。
接続に3分程度待った覚えがあります。
機器によって異なる動作をするかも知れないですね。
対応するBluetoothコーデックについて
仕様にもあるとおり複数のBluetoothコーデックに対応しております。
わからないという方は以下の表をご覧下さい。
コーデック名 | 概要 | サンプリング周波数 | レイテンシ |
aptX HD | aptXを高音質化したコーデック | 48kHz/24bit | 120ms(0.12秒) |
aptX LL | aptXを低遅延化したコーデック | 48kHz/16bit | 40ms(0.04秒) |
aptX | SBCよりも高音質・低遅延 | 48kHz/16bit | 60-80ms(0.07秒前後) |
SBC | Bluetooth標準オーディオコーデック | 48kHz/16bit | 220ms(0.22秒) |
ちなみにaptXは『アプトエックス』と呼びます。
SBC(Sub Band Codec)はBluetoothに標準搭載されているBluetoothコーデックです。
基本、送信機と受信機で対応しているコーデックが合わない場合、標準搭載されているSBCにダウンコンバートされて再生されることとなっています。
ちなみにBT-W3はaptX最新規格である、aptX adaptiveにはまだ対応してないので注意が必要です。
BT-W3が使用出来るヘッドホン・イヤホン
aptX LLに対応しているヘッドホン・イヤホンはこの様な感じですね。
ちなみにAirPodsやAirPods ProはAACとSBC対応です。
さらに、WH-1000XM3の後継機であるWH-1000XM4はaptX類が撤廃されました。
多分音質に拘る余り、LDAC使えればヨシとしたんでしょうね。
あとiPhoneやiPadって基本aptXには対応していないんですよ。
それなのでどうにかしてApple製品でaptXを使いたい場合は
BT-W3のような小型のオーディオトランスミッター経由で接続する必要が出てくるわけです。
スマホ等に刺して音ゲーをするのであればイヤホンはaptX LLに対応していると快適にプレイが出来ると思います。
是非快適な無線ライフのご参考になればと思います。
ではまた次回、ご贔屓に。